こんにちは。
セブ島フィリピン留学CebuRoadでは、セブの語学学校の無料留学相談を行っています。
日本では就職や昇進のためにTOEICスコアが重視される傾向があり、国内では年10回の受験機会があります。
それとは別に、「実用英語技能検定」、いわゆる英検が年3回行われています。
TOEICで有名なのは、L&Rと呼ばれるリスニングとリーディングのテストですね。S&Wという名前のスピーキングとライティングのテストもあるのですが、そちらは検定料が高いのに加えて、今のところはスコアが高くても評価されにくいのであまり知られていません。
ですが、英検に関しては4技能と呼ばれる、聞く・読む・書く・話すの技能を一度に受験することが可能です。(話すに関しては1次試験合格者のみ)
実は、この英検受験者の多くはライティングに関しては不安を抱えている人がとても多いんです。
なぜなら、リーディングやリスニングに関しては明確な答えがあるのですがライティングは受験者によってバックグラウンドが異なることもあり、明確な答えがないからです。
この記事では、この2年もの間、ほとんど英文を書いていないぼくがどのようにして確かなライティング力を手に入れたのかを紹介します。
ぼくの英作能力はフィリピンのセブにある語学学校サウスピークで培われました。なぜなら、それまで英作を行ったことなどなかったからです。
記事を読み終えると、どのように英作文を行えばいいのかわかり、次回の英検に自信が持てるようになります。
英検準一級を初受験した時のライティングスコア
満点16点中、15点。
これは、2018年第3回の実用英語技能検定、準一級を受けたぼくのライティングスコアです。
15点の点数の内訳は
・内容 4点中4点
・構成 4点中4点
・語彙 4点中3点
・文法 4点中4点
でした。
正直言って、自分自身「点数高すぎるなあ」と思ってます(笑)
2018年第3回英検準一級のライティングのテーマ
この時のテーマをはっきりと覚えていないのですが、
日本で外国人労働者の数が増加している。あなたは外国人労働者を雇用することに賛成か反対か。理由も一緒に述べなさい。
といった問題だったと思います。
問題文が英語で書かれていたので、思いっきり意訳ですがスコアは取れていたので、大意は汲み取れていたはずです。
ここだけの話、受験にあたって鉛筆一本しか持って行ってなく、英作の試験にたどり着いた頃には鉛筆の先は丸みを帯びていました。書けば書くほど文字が太く大きくなっていったので、試験時間が終わる頃は、完全に終わったと半ば諦めていたのを思い出します。
英検準一級のライティング 点数の分析
項目ごとに簡単に説明します。
内容
日本は労働力が足りないので外国人労働者を雇うべきという主張をしました。
その為の条件として、外国人だからといって賃金は安くしないことと、彼らの母国の文化を尊重することが必要だと記述しました。
構成
序説⇒内容1⇒内容2⇒結論
という定型文らしい構成です。
語彙
リーディングに時間をかけすぎていたのであせってました。
自分が使いたい表現が全く出てこなかったので、この時に書いた文章の語彙は英検準2級程度です。necessaryが出てこなくてneedに変えたりとか、書きながら語彙力低っ!と自己ツッコミしてました。
それがもろにスコアに表れましたね(笑)
文法
ぼくが好きな文法は、現在完了進行形です。
それをメインにしながら、条件設定として if を用いたくらいなので、なぜ満点なのか自分でもわかりません。難しい表現なんか使えないのは自分自身が一番よくわかってます。
これから英検を受ける人にできるアドバイスは、「規定語数なんて無視してとにかく書きまくれ」です。
英検におけるライティングスコアの重要性
英検のライティングスコアは、1点の比重が非常に高いです。
上記の15/16のスコアから算出された、ぼくのライティングスコアは750点満点中667点でした。
どうやら英検には満点ボーナスというものが存在しているらしく、総得点÷問題数×正解数=自分の得点ではありません。
単純に正解数のみで点数が出るのであれば、ぼくのライティングスコアは703/750になりますから。
問題数が違うので、純粋な比較にはならないのですが色々調べていると、英検準一級におけるリーディングとリスニングのスコアは各1問あたり、およそ8~10点でした。
それに対して、ライティング1問の点数は約40~50点にも及びます。
ライティング1問あたりの比重が非常に高い点も踏まえると、受験者の多くがライティングに対して不安になる気持ちになってしまうのもわかりますね。
これは全く個人的な意見なのですが、英検の満点加算は廃止、もしくは微加算にして単純に総得点÷問題数×正解数=自分の得点にした方が公平な検定になる気がします。
セブの語学学校サウスピークで書き続けた英作文
ぼくが通っていた語学学校、サウスピークでは反転授業というものが採用されていたので、毎日のレッスンの前に予習をすることが義務付けられていました。
そして大部分のレッスンは、自分が書いたエッセイ(文章)を基に進行していくので、結果として留学していた期間、毎日3~4のエッセイを書き続けたんですね。
2017年4月~6月の11週間をセブにあるサウスピークという語学学校で過ごしました。
先に伝えておきますが、入学当時のTOEICスコアは450。卒業時のスコアは755です。
サウスピークに入学するまで英検を受けたことはありませんでしたが、自分の英語力を振り返ると当時の英検準2級の合格に手が届かないくらいのレベルだったと思います。
何より長文を読む力が全くありませんでした。
読むというより、何が書いてあるのか察する力しかなかったという方が正しいかもしれません。
そして何より、サウスピークで半強制的に英語を学習する環境に飛び込むまで、自分で英作を行ったことはほとんどありませんでした。
英語で何か書く、ライティング能力が必要なときは、Google翻訳に頼りっぱなしでした。
そんな当時、リーティング、ライティングはダメなぼくでしたが、フィリピンに渡航する前に、東京でサウスピーク事前学習会というものが開かれていたので、根が真面目なぼくは行ってみることに。
サウスピーク事前学習会では、サウスピークの学長である、はるじぇー(@HAL_J)さんが直接学校説明などを行ってくださったので、最後の質問タイムに思い切って質問しました。
ぼくは文章を長く書くことができないのですが、サウスピークに行くことによって長文を書けるようになりますか、と。
返ってきた言葉は、
サウスピークでは長文を書くレッスンは行なっていない。
というものでした。
衝撃的でしたね。
当時のぼくは、サウスピークに行けばTOEICのスコアが上がる。
ということは、英語に関する技能も上がり、今まで短文しか書けなかった自分がスラスラと英文を書けるようになったり、英語で書かれた文章が読めるようになると思っていましたから。
頭のなかで「はてな」が繰り返し現れては消えてましたが、カリキュラムには自信をもっているんだし、今はよくわからないけれど行ってみるしかないという決意をもって、ピークへ留学しました。
結果として、今ではこのブログのように英語でダラダラ文章を書き続けることができるようになりました。
そして英語力が成長してライティングスキルがグーンと上がった現在、Google翻訳の利用は必要最小限です(笑)
サウスピークに在学していてわかったことは、たしかにライティングだけを集中的に行うレッスンということがないことです。
ライティングのみを集中的に伸ばすレッスンはありませんでしたが、今思い返すとライティング、スピーキング、リスニング、リーディングの4技能が満遍なく鍛えられました。
そして、4技能を満遍なく伸ばすために「英語の瞬発力を鍛えるレッスンが多かった」というのが正直な印象です。
日々のレッスン自体は慣れるまではけっこう厳しく、レッスン後に落ち込むことも一度や2度ではありませんでした。
その悔しさをばねにして、「同じ間違いをしないようにしよう」と思いながら、毎日復習をしてましたね。気持ちは負けん気でも、何回も同じ間違いしましたけどね
振り返ると、恥ずかしくなるくらい真面目ちゃんですね。
毎日の復習と並行して、翌日のレッスンに向けての予習も欠かしませんでした。
ライティングに効果があったのは4SとSWクラス
サウスピークでは、自身が伸ばしたい力を強化していくためのレッスンがいくつか用意されています。
特にライティングに効果あったと思うのは、「4S」と呼ばれる4技能をバランスよく伸ばすレッスンと、「SWクラス」と呼ばれるスピーキングを伸ばすためのレッスンです。
書いてある文字をよく見ればわかると思うのですが、ライティングに特化したレッスンではありません。
何事もそうなんですが、やり続けていくことで学習効果が得られます。
日系最強のスパルタ校という評判の語学学校でも、入学してしまった以上はがんばるしかありません。
どちらかというとM寄りな性格が、学校の方針とマッチしていたのが救いでした。
では、サウスピークの4SとSWレッスンについて、説明していきます。
サウスピークの4Sレッスン
主にTOEIC公式問題集を使って行いました。

当時書いていたノートはこんな感じです。
予習の流れ
2.選んだ言葉を使って最低5文からなる文章を組み立てる
レッスンの流れ1
・言い換え(パラフレーズ)がある場合教えてもらう
レッスンの流れ2
・講師がシチュエーションを設定
・講師が指定したワードとシチュエーションで、即興で5文以上を口頭で伝える
・話したことを講師がノートに記述
・話した文法や単語を添削
これが左下部分です。
正直、講師から出されるシチュエーションが無理難題すぎて頭を抱えたこともあります。
無理難題シチュエーション その1
「あなたは彼女と喧嘩をしました。その彼女は、あなたのSNSアカウントのパスワードを全て変更してしまい、あなたはログインできません。彼女になんて言いますか。」
ぼくの心の中
「フィリピンは恋人にアカウントパスワード教えてるのが普通なの?日本と違いすぎて集中できない(笑)」
⇒気になりすぎて集中できないので聞いたところ、フィリピンではあるあるだそうです。
無理難題シチュエーション その2
「あなたはモールの中で新しいパソコンのことをモールに来ている人たちに紹介しています。しかし、あなたが答えられない質問をされました。どう答えますか。」
ぼくの心の中
「答えられない質問があるのに、モールの中で不特定多数に向けて製品の説明をすることはありえない。」
どうでしょうか。これらの質問に日本語でもパッと答えられますか。
5文以上ですよ。
このレッスンサイクルを50分の授業で2~3回繰り返していきます。
なので、英検で出題されるライティング問題にもある程度対応できたんです。
日本ならあり得ないシチュエーションに対して頭を抱えるのが普通であっても、英語圏では悩んでだ上に、何も話さないのは逆におかしいのだそうです。
何でもいいから自分の意見を言ってみることが大切。
そう繰り返し何度も言われました。
この授業のおかげで英語で回答する瞬発力がずいぶん身に付きました。
最初は指定した語を使って1文書くだけだったのですが、慣れていくとスラスラ書けるようになりますよ。
入学するまでは一文書くのがやっとでしたが、たくさん書きたいと思うとどうやって1文を長くしたらいいか、接続詞は何を使えばいいのか自然と考えるようになっていました。
時制の一致など、文法の誤りも繰り返す内に克服していけます。
ちなみに右側のページなのですが、左のページで直された文法やパラフレーズ使って、復習時に同じ記事をリライトしていました。
他にこんなことをしている生徒はいなかったのですが、同じエッセイを言葉を変えて書くことを繰り返したことが、ライティング技術向上に繋がったと自信をもって言えます。
サウスピークのSWレッスン
主にこのテキストを使って授業をしていました。
予習の流れ
2.自分が書いた内容を覚えて、見なくても話せるようにする
レッスンの流れ
・講師のボイスレコーダーで録音
・話した内容と予習で書いた内容を照らし合わせながらフィードバック
・添削され、言い換えや文法などにおかしなところがあったら添削
・添削された内容を覚える
⇒録音とフィードバックを繰り返す
講師に何度も言われたことで、今でも気を付けていることは「英語での型を覚えること」です。
日本語でダラダラ話す習慣がついていた私ですが、
英語のプレゼン(説明)では、
序論→本論→結論の流れで話すことが求められます。
SWレッスンを繰り返し受け続けたことで、英語の型を使って書いたり話したりすることが徐々にできるようになりました。
SWレッスンは他のレッスンと比べて負荷が半端なかったのですが、この経験が英検のライティングにも活かされたんだと思います。
英作文の能力を向上させるために必要なたった1つのこと
英作を沢山することも大切ですが、誰かに添削してもらうことが一番重要です。
自分で書いているだけだと、間違いや、より良い表現に気づくことが非常に難しいですからね。
英作文を添削してくれる実践英語を1日1題。着実に英語力を伸ばすなら、【 HiNative Trek 】 というサービスもあります。
ぼくはやりませんが、ありかなしでいえばありですね。
【オンライン英会話】自分に最適な講師とは?講師評価が全てじゃないにも書いたのですが、月額料金のものってお金だけ支払ってやらない可能性が大きいので、その点は注意してください。

外国人の友人がいない場合、日本人に英文エッセイを読んでもらうのは恥ずかしいかもしれませんが、自分の成長と天秤にかけ、一時の恥を忍んで、手伝ってもらうことも念頭に入れましょう。
まとめ
この記事をまとめると、英検に通用するようなライティング技術を手に入れるためには、
・無理して難しい文法は使わない
・同じ言葉でも言い換える。出てこないようなら簡単な言葉でも大丈夫
・聞かれたことに対して瞬発力よく英語で答える英語回路を作る
・英作したものは誰かに添削してもらうといい
上記ができれるようになれば、英検のライティングで12点は行くのではないでしょうか。
英検のライティングの比重は高いですからね、大切なことですよ。
しっかりしたライティング技術を一度手に入れてしまえば、ぼくみたいに2年間勉強しなくても高得点取得できます。
独学で英語力をアップさせるには高校英文法までの習得が有効です。
がんばっていきましょう。
記事は以上になります。
読んでくださってありがとうございました。
サウスピークに興味をもたれた方はこちらをクリック(サウスピークのサイトにジャンプします)
元小学校教員でしたが、今はフィリピン留学エージェントをしています。
短期間で英語力をあげたいのならば、フィリピン留学は有効な手立てです。
今では海外に行って英語に困ることはなくなりました。
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